白色申告の帳簿


白色申告の帳簿は何が必要?

FROM 個人のお客様のための佐々木健税理士事務所(東京 東久留米市)


 「青色申告は、複式簿記だしちょっと面倒くさいし、規模もそんなに大きくないから白色申告でいいかな。」と思ってらっしゃる方も多いですよね。

 しかしながら、事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき業務を行う全ての白色申告の方 (所得税及び復興特別所得税の申告の必要がない方も含みます。)は、収入金額や 必要経費を記載すべき帳簿(法定帳簿)を備え付けて、収入金額や必要経費に関する事項を記帳する必要があります。 また、収入金額や必要経費を記載した帳簿のほか、業務に関して任意で作成し た帳簿(任意帳簿)や業務に関して作成し、又は受領した請求書・領収書などの 書類を保存する必要があります。

 白色申告でも法定帳簿は作成する必要があるので、便利な会計ソフトやクラウド会計などを用いて、節税にもつながる青色申告の選択を考えてみるのもいいと思います。

 ところで、「法定帳簿」ってなんでしょう?

 所得税法(所法232①)では「その年において不動産所得、事業所得若しくは山林所得を生ずべき業務を行う居住者又はこれらの業務を国内において行う非居住者(青色申告書を提出することにつき税務署長の承認を受けている者を除く。)は、財務省令で定めるところにより、帳簿を備え付けてこれにこれらの所得を生ずべき業務に係るその年の取引のうち総収入金額及び必要経費に関する事項を財務省令で定める簡易な方法により記録し、かつ、当該帳簿(その年においてこれらの業務に関して作成したその他の帳簿及びこれらの業務に関して作成し、又は受領した財務省令で定める書類を含む。次項において同じ。)を保存しなければならない。」とあり、所得税施行規則(所規102①)で「法第二百三十二条第一項(事業所得等を有する者の帳簿書類の備付け等)に規定する居住者又は非居住者(第四項において「居住者等」という。)は、帳簿を備え、その適用を受ける年分の不動産所得の金額、事業所得の金額及び山林所得の金額が正確に計算できるように、これらの所得を生ずべき業務に係るその年の取引でこれらの所得に係る総収入金額及び必要経費に関する事項を、次項に規定する記録の方法に従い、整然と、かつ、明瞭に記録しなければならない。」とあります。

 要約すると「収入金額や必要経費に関する事項を記帳する。」ということなので、現金出納帳とか、経費帳とか、仕訳帳とか所謂「〇〇帳」という市販のものを購入する必要はありません。ご自身でExcelやNumbersで作った帳簿でも良いですし、普通のノートを使用しても良いのです。適宜の様式を用いて収入金額や必要経費に関する事項を記帳した上で領収書や請求書も保存してください。 

 最後にPDF版の白色申告用簡易帳簿のひな形を作成しましたのでご活用ください。

 白色・事業所得者用(A4・PDF版)、白色・不動産所得者用(A4・PDF版)

 補助帳簿・棚卸表(A4・PDF版)

 ※MacのNumbers版の簡易帳簿等のひな形も作成しました。ご希望の方はメールにて希望するひな形を選択の上、ご連絡ください。


© KEN SASAKI Tax Accountant Office 2016  TEL 042-470-0272 まずはお気軽にご相談ください。