事業主貸と事業主借


事業主貸と事業主借の覚え方

FROM 個人のお客様のための佐々木健税理士事務所(東京 東久留米市)


 個人の方の記帳について説明する際、最も覚えてもらいにくい勘定科目が「事業主貸」と「事業主借」です。

 法人とは違い、個人事業特有の勘定科目で、かつ、紛らわしい。どっちが「貸し」でどっちが「借り」?説明する方もこんがらがってきます。

 一般的には、次のように説明されていますが、

事業主貸とは、事業のお金を個人事業主自身のために使用する際の勘定科目です。

事業主借とは事業主貸の逆で、事業に必要なお金を事業主個人のお金から支払う時に使われます。

 私が説明会の講師をする際には、

事業主貸」 事業主 貸す(事業のお金を事業主に貸す)

事業主借」 事業主 借りる

 と、説明することにしています。


 イメージしやすいように仕訳の例を幾つか挙げておきます。

 ■自身が使う生活費として90,000円を事業用の口座から引き出した。

 事業主貸 90,000 / 普通預金 90,000

 ■事業用と自宅を兼ねている家屋(事業割合は、事業:自宅=6:4)の家賃100,000円を事業用の口座から支払った。

 地代家賃 100,000 / 普通預金 100,000

 事業主貸 40,000 / 地代家賃 40,000 (自宅家賃40,000円の仕訳)

 ■事業用口座の資金が足りなくなったので、個人事業主のプライベート口座から80,000円を移した。

 普通預金 80,000 / 事業主借 80,000

 ■事業所で購読している新聞代4,037円を個人事業主の財布から支払った。

 新聞図書費 4,037 / 事業主借 4,037

 会計ソフトやクラウド会計などを使用すれば、あまり意識せずに記帳できるのでラクなのですが、基本を理解することは重要です。

 

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