青色申告の決算(簡易帳簿)


青色申告の簡易帳簿は何が必要?

FROM 個人のお客様のための佐々木健税理士事務所(東京 東久留米市)

 最近の会計ソフトやクラウド会計は本当によくできていてかなり便利になっています。入力するだけで、65万円の青色申告特別控除に対応する帳簿が作成できるものがほとんどです。

 また、大多数の税理士(会計)事務所においても会計ソフトを導入していますので、昔ながらの手書きの帳簿を作成している事務所は滅多にないと言っても良いかもしれません。

 そうは言っても、コンピュータや機械が苦手だったり、規模が小さいのでPCをわざわざ購入することもないという理由だったり、そろばんの方が早いとか、様々な理由で手書きの帳簿を作成している個人事業主の方々も多いことも事実です。

 そこで、「個人のお客様のための税理士事務所」の弊所としては、65万円の青色申告特別控除を適用できる「簡易帳簿を利用した正規の簿記の方法」についてご紹介したいと思います。

 まず、正規の簿記について国税庁作成の「帳簿の記帳のしかた -事業所得者用-」(28.4版)によれば、次のように説明されています。

 青色申告の方は、「資産、負債及び資本に影響を及ぼす一切の取引を正規の簿記 の原則に従い、整然と、かつ、明瞭に記録し、その記録に基づき、貸借対照表及び損益計算書を作成しなければならない。」と記帳方法が規定されています。「正規の簿記」とは、損益計算書と貸借対照表が導き出せる組織的な簿記の方式をいい、一般的には複式簿記をいいます。

 ただし、簡易帳簿を利用した正規の簿記の方法もあります。すなわち、日々の 継続的な記録及び棚卸資産の棚卸しやその他の決算整理を行うことにより、貸借 対照表と損益計算書を作成できる程度の組織的な簿記も「正規の簿記」に該当すると考えられますので、簡易帳簿では記帳されない預金・手形・元入金・その他 の債権債務について、新たに「債権債務等記入帳」等を備付けて、全ての取引を整然と記録することによっても、「正規の簿記の原則」に従った記帳ができます。

 さて、具体的にはどのような帳簿組織が必要になるのでしょう?

 業種や業態にもよりますが、事業所得の標準的な簡易帳簿は、①現金出納帳、②売掛帳、③買掛帳、④経費帳、⑤固定資産台帳の5種類です。また、不動産所得の標準的な簡易帳簿は、①現金出納帳、②収入帳、③経費帳、④固定資産台帳の4種類です。これらの標準的な簡易帳簿に加え、預金出納帳や受入手形記入帳、支払手形記入帳、特定取引仕訳帳、特定勘定元帳などの債権債務等記入帳等を備えつければ「正規の簿記の原則」に従った記帳ができることになります。

 最後にPDF版の青色申告用簡易帳簿のひな形を作成しましたのでご活用ください。 

 ◉ 事業所得者用簡易帳簿

 現金出納帳(A4・PDF版)、売掛帳(A4・PDF版)、買掛帳(A4・PDF版)、経費帳(A4・PDF版)、固定資産台帳(A4・PDF版)、預金出納帳(A4・PDF版)、特定取引仕訳帳(A4・PDF版)、特定勘定元帳(A4・PDF版)

 ◉ 不動産所得用簡易帳簿

 現金出納帳(A4・PDF版)、収入帳(A4・PDF版) 5-1 5-2 5-3 5-4 5-5経費帳(A4・PDF版) 、固定資産台帳(A4・PDF版)、預金出納帳(A4・PDF版)、特定取引仕訳帳(A4・PDF版)、特定勘定元帳(A4・PDF版)

 ◉ 決算用補助帳簿

 補助帳簿・棚卸表(A4・PDF版)、事業所得用・月別総括集計表(A4・PDF版)、事業所得用・合計試算表(A4・PDF版)、事業所得用・PL & BS(A4・PDF版)、不動産所得用・月別総括集計表(A4・PDF版)、不動産所得用・合計試算表(A4・PDF版)、不動産所得用・PL & BS(A4・PDF版)

※MacのNumbers版の簡易帳簿等のひな形も作成しました。ご希望の方はメールにて希望するひな形を選択の上、ご連絡ください。











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